GameWith Developer Blog

GameWith のエンジニア、デザイナーが技術について日々発信していきます。

古民家を貸し切ってWebチーム合宿をしてきた話

はじめまして、GameWithのWeb面のディレクターをしているやまぐちです。

だいぶ間が空いてしまいましたが、8/30にWebチームのメンバー8名で合宿を行いました。 第一回なのでゆるい感じですが、その様子をお送りします。

合宿って?

合宿(がっしゅく)は、同じ目的の学習や訓練、研修などを1ヶ所(または複数)の宿舎等に宿泊しながら一定の期間行うこと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/合宿

とのことですが、今回は宿泊なしの完全日帰りでした。

雰囲気づくりのため、以下「合宿」で通します。

合宿の目的

今回の合宿の目的はチームビルディングでした。

チームメンバーがどんどん増えていき、ようやくチーム制度がはじまったものの、 メンバーのチーム開発に関する価値観を知る機会がなく、これを機にもっと深くまで知ろう、というのが狙いでした。 (ランチはよく一緒に行ったりするし、会話が少ないというわけでは決してない状態です)

場所は畳か芝生がいい。

ということで、会場は阿佐ヶ谷にある「古民家asagoro」さんをお借りしました。

www.asagoro.com

部分的に借りるプランもありましたが、以下の理由で一戸まるごとお借りしました。

広々伸び伸び使いたかった

まず開放感を大事にしたかったので、靴が脱げるところというのが大前提でした。

そこで古民家か、芝生のあるレンタルスペースをいくつかピックアップしており、 その中でも広そうで、ゆったりできる場所を選びました。

人の目を気にせずワークしたかった

今回のテーマ的には問題ないかも知れませんが、 近くに関係者以外の人がいると、どうしてもワークに身が入らないというか、気になってしまいます。

つまり「隣の部屋で別グループが研修してる…」という状況は避けたかったので、 貸し切りになるように調整しました。

冷蔵庫が使いたかった

このあたりはスペースによるのですが、asagoroさんは キッチン利用+個室の利用がオプションでした。 かつ、キッチンにあるコップや冷蔵庫は、キッチン利用の権利を得ていないと利用できないという状況。

そのため、個室は使わないだろうなーと思いつつ、上記の貸し切りにしたい思惑もあったので、全部込みにしました。

ワークはゆるふわに(第一回だから!)

今回はPC持ち込みなしの、アイデア発散中心のワーク設計にしました。

タイムラインは以下の通りです。

ここで挙がったアイデア(考え)は、今回は具体的なアクションやルールに落とし込むことはしません。

なぜなら、まだそこまでの「心理的安全性」が確立されていないと感じていたためです。

まずはゆるふわに、それぞれのことを知る。考えながら、自分のことを知る。

それをきっかけに、今後のディスカッションをスムーズにする。ということが狙いだったので、ワークの中で出てくるアイデア自体には、いずれも正解はありません。

▲アイスブレイクの様子。まだ硬いですね

便乗歓迎。リアクションはカジュアルに!

ワーク中は、いわゆる「ブレストの4原則」を意識するようにしてもらいました。

この中の「批判厳禁」で、批判ではなく、それいいね!を多く伝えよう。というのを掲げていたのですが、 普段がSlack中心のコミュニケーションなので、なかなか発言が得意ではないかなと感じていました。(自分も含め)

そのため、この日は特別なアイテムを用意していました。

エ モ ー ト ア イ コ ン !

普段Slackでリアクションをするときに使う、あれです。 これを、ぴょこっと上げてもらうだけで、リアクションが簡単にできる!みたいなものを目指して。

1人2つ、表裏で計4つのエモート(感情)を表現できるように作りました。

後述しますが、なかなか好評で(ちまちま作った身としては)よかったなと思います。 ただ改善点も見えてきたので、次回に活かしたい…

感想会で挙がったコメント

最後には少し時間をとって、合宿全体の感想会を行いました。 以下にまとめを載せますが、次回合宿につながる意見をたくさんいただけました。

  • メンバーの考えを理解できてよかった
  • 環境を変えるのはよかった
    • 普段考えないようなことを発散できたのでよかった
  • でもちょっと遠かった(補足:タクシーで1時間弱)
    • 近場であるともっと良かった
  • 書いたこと以外に話していることを記録したい
    • 付箋は抽象的になっていたりするので議事録がほしい…
    • 定点録画する?
    • 発表資料がデータ化されているとよいかも
  • エモートアイコンよかった
    • でも喋ってると見えない(資料見ながら話していたりするので)
    • 必死にアイコン振ったりしてたw
    • しゃべるボタンがついてたらよかったかも?
      • 発表をじゃましちゃう気もする
      • 発表資料をデータ化したらニコニコメソッドもありかも
  • お菓子足りなかった
    • 14時出発だったのでお昼抜いた人がお昼代わりに食べていた
    • 余るほどあってもよかったかも
  • 外に出たい!
    • バーベキューとかしながらやりたい
    • ケータリングを頼んでお昼も一緒に食べるともっとよさそう
  • 椅子がほしい
    • 座敷だと腰にくる…
  • 新しい人が入ったら毎回やってもよさそう
    • 毎月新しい人が入ってくるので理念浸透や意識のすり合わせをするために毎月やりたい!
    • 開発する合宿と開発しない合宿を交互にやってもよさそう

▲個人ワーク中はこんな感じ

個人の感想・反省点

  • もっと余裕のあるスケジュールに!
    • 今回14時出発、19時完全撤収というスケジュールでしたが、出発が15分遅れ、タクシーも予定より10分ほど遅れ、ついてからも諸々の準備に時間がかかり、ということで始めるまでに40分押しという盛大な遅延をやらかしました(なんとか巻きました)。
    • もっと余裕(バッファ)があると穏やかにディスカッションできた気がします。
    • 計画段階から分刻みになってしまったので大雑把さも大事
  • 当日の準備の分担をすればよかった
    • 今回、やまぐちが幹事としてワークの企画・設計から備品・会場の準備等々すべてやっていたので、ボトルネックになりがちでした。ワークに関しては随時エンジニアマネージャーの @serima にも相談していたのですが、当日、会場についてからのセッティングにもたついてしまったので、事前に分担しておければよかったと思います。
  • 古民家にいくときは虫刺され対策を忘れずに…
    • 蚊取り線香や虫除けスプレーなども置いてある会場だったのですが、蚊取り線香しか炊いておらず見事に刺されました…
    • しっかりとエアコンが効くことを確認し、できるだけ肌を露出させないようにしたほうがよいです!
  • iPhoneでスライドを映すとワーク中の写真が撮れない
    • 撮影用の道具または撮影係がいたほうがよかったですね…荷物は増えますが。
    • あるいはPCがあれば解決します
  • 移動中に @serima が #gasshuku-jp を作ってくれていたのが最高
    • 写真たくさん上がりました!
    • もし開発する合宿をやるならこういうチャンネルが盛り上がるとよさそう

打ち上げ

その後、そのまま新宿まで電車で戻り打ち上げ。 スイッチが入ったのか、打ち上げでも「開発者として何を大事にしているか」といったエモい話題が出ていました。

まとめ

ゆるい感じの合宿でしたが、結果的に翌日以降の会話の雰囲気が柔らかくなったというか、 比較的短い会話が多かったそれまでと比べ、会話を重ねることが多くなったことから、 発言しやすさが高まったように感じます。

今回はPC持ち込みなしでしたが、今後は開発(する)合宿もやっていったり、メンバーから出てきた合宿ネタをどんどん実施していければと思っています。 (ボードゲームを使ったワークショップとか、ハッカソンとか)

またこれをきっかけに、デザインチームやアプリチームでも合宿やりたい!→やろう!の流れになっており、WebチームだけでなくGameWithサービス開発部全体で、積極的に挑戦していく雰囲気になってきています(うれしい)

最後に

GameWithではゲームが大好きな(合宿に積極的に参加してくれる)エンジニアを募集しています! 「これやりたい!」を叶えやすい環境だと思いますので、まずはお話ししてみませんか?

www.wantedly.com

おまけ:備品について

今回の合宿で使った備品をまとめます。何かの参考になれば。

備品 個数 メモ
ワークシート 15部 予備含む。A3に印刷
付箋 1000枚 予備含む。ワーク内で色分けしたので200枚×5色のものを選択
サインペン 10本 付箋を写真に撮ったときにボールペンだと読めなくなるのでサインペンが必須
投票シール ●20枚 100均で購入。意見をまとめるときに1人2票で投票してもらった
飲み物 2L3本 当日購入
軽食 1000円分くらい 当日購入。ハッピーターンは必須(※個人の意見です)
Lightning-HDMIコネクタ 1つ iPhoneからプロジェクターにつないでスライドを映す用
Nintendo Switch 1台 アイスブレイク用。マリオテニスをやりました
エモートアイコン 8セット 1人2本が1セット。手作り
マスキングテープ 2本 予備ツール。何かを貼ったり、線を引いたりするとき用 ※使いませんでした
はさみ 1つ 予備ツール ※使いませんでした
HDMIケーブル 1本 予備。会場にありました

おまけ2:費用について

項目 費用 メモ
会場代 25,500円 11:00〜19:00 貸し切り&ゴミ回収&コーヒー豆1袋
移動費(タクシー) 18,510円 6,170円×3台…人数多ければバスのほうが安い
備品 1,762円 マステ、サインペン、ポストイット、カラーシール
軽食 1,339円 2L飲料3本、お菓子
打ち上げ 33,930円 7人分…いちばん高い
合計 81,041円