GameWith Developer Blog

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コネクテッドシート導入時に意識したい料金について #GameWith #TechWith #ConnectedSheet

はじめに

GameWithディレクター兼分析チームの@fujii86です。 Googleのグループウェア機能の1つ、コネクテッドシートを社内で活用するにあたり、気になる料金面についてまとめていきます。

Connected Sheetとは

Googleが米国時間2020年6月30日「G Suite」ユーザーに向けて一般提供を開始した、Spreadsheet上でBigQueryデータを取り扱うことができるサービスです。
Google WorkspaceのEnterpriseサービスプランでのみ活用が可能となります。

SQLを活用せず、データをインポートするかのようにBigQueryデータを連携し、取得したデータを「グラフ」「ピボットテーブル」「関数」等の形式で集計表示する事が可能です。 ※より高度な事もできます

経緯

GameWIthはGoogle のグループウェア「Google Workspace(旧G Suite)」を活用しておりますが、最新の機能を取り入れ業務の効率化やセキュリティ強化を図る為、先日サービスプランを「Enterprise」へアップデート致しました。

アップデートに伴い多くの機能が追加されましたが、その中にある「コネクテッドシート」は、スプレッドシートでBigQueryデータを関数やグラフ、ピボットテーブルなどを使用して分析できます。ただ注意点として、BigQuery はクエリを実行する度に都度課金が発生するため、仮に全社員が毎日全データを select するといったことが起きてしまうと利用料金が跳ね上がってしまう可能性があります。

そこで、私のほうでコネクテッドシートの料金周りの調査を行う事となり、その調査結果を共有させて頂く形となりました。

結論としてビッグデータを多くの人が活用できるようにするという観点に置いて、とても素晴らしい機能である為、是非読んでる皆様においては料金の発生箇所を把握して運用に踏み出して頂けたら幸いです。

料金に関しての調査結果

料金が発生する場所

  • 連携データから「グラフ」「ピボットテーブル」「関数」「計算された列」「列の統計情報」の適応(作成)をする時
  • 作成した「グラフ」「ピボットテーブル」「関数」「計算された列」「列の統計情報」の更新をする時
  • カスタムクエリでbigqueryと連携をする時

料金が発生しなかった場所

  • データ連携時
  • 異なるアカウントでの接続時
  • Spreadsheet開閉時

料金を軽減する為に意識したい事

  • 更新タイミングをデフォルトの手動同期で活用していくこと
  • 適応又は更新時には表示されている処理量を確認すること
  • カスタムコスト管理の作成を実施すること

補足

  • 自動同期を活用したダッシュボードを作成する場合は、管理が行いやすいデータポータル活用を推奨

コネクテッドシートが有効なケース

  • SQL知識が無くてもビッグデータの分析が行える為、企画職等が直接分析を行いやすい
  • 手動更新が行える為、今後継続して活用するかわからない分析のテスト運用を行いやすい

機能概要

コネクテッドシートの具体的なイメージが沸かないかと思うので、機能の紹介です。
コネクテッドシートは、スプレッドシートから活用することができます。

①データコネクタでbigqueryと連携を行う
指定するテーブルの情報は別途活用者向けにまとめておく必要があります。

②連携シートから活用したい形式を選択
主にはグラフ、ピボットテーブル、関数を活用していきます。

③グラフの設定を埋めていく
ピボットテーブルは設定項目が異なり、関数は設定方法が異なります。
下図はグラフの一例となります。

④データの更新時間の設定を確認する
手動更新を推奨してますが、自動更新についても触れておきます。

最後に

ここまでお読み頂きありがとうございました。
活用次第では素敵な機能だと感じておりますので、より多くの企業に導入され、より多くの人が活用できることを願っております。

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