GameWith Developer Blog

GameWith のエンジニア、デザイナーが技術について日々発信していきます。

LINE DEVELOPER DAY 2018 に参加してきました #LINEDevDay #GameWith #TechWith

id:syque です。 2018/11/21 に開催された LINE DEVELOPER DAY 2018 に参加してきました。

linedevday.linecorp.com

(ブラウン君割れてた、すまない)

以下の発表を聴講しました:

  • Opening Session - "Next LINE" LINEが創る新たな世界 -
  • LINEが目指す理想の広告プラットフォーム
  • (Lunch Session) パネルディスカッション: グローバルな組織で働くエンジニアから見たLINEのエンジニアカルチャー
  • LINEのインフラプラットフォームはどのように大規模サービスをスケールさせ運用コストの小さなインフラを提供しているのか
  • フロントエンド開発によって進化するLINEの未来
  • (Closing Session) LINEが創る理想のDeveloper Relations

今回はLINEが取り組んでいる技術と、会社やエンジニアチームがどのようにプロダクトに取り組んでいるかということに全体的に触れてみたいという思いからの参加でした。

この先1年で注力していく分野(AI、Blockchain、Fintech)と対応する現行・開発中のプロダクトについて、またそれぞれのプロダクトを取り巻く課題とそれを解決する技術についてが各々のプレゼンで補完的に発表されており、LINEという会社が取り組んでいく事項について大枠から知ることができました。*1

エンジニアが2,100人もいる(3,000人に増やしたいらしい)LINE社と比較すればエンジニアリングで取り組める分野、領域、そして特に規模は大きく異なってしまうとは思います。ですが取り組むべき分野に焦点を絞って組織編成をし、組織を拡大し、新たに表出した課題と向き合って解決策を考えて...といったサイクルを回すという点では一緒であるし、見習うべき点はたくさんあるのではと考えながら聴講していました。

発表内容では以下のようなフレーズ、事柄が印象的でした:

  • LINE Pay の人が会議中に娘から LINE 電話が来て、昼間から何だろう事故か何かか...と思ったら「買い物するので LINE Pay で 5,000 円送って」と。大したことない内容でよかったというのと、電話が終わって会議に戻るまでの間に送金はできてしまって、スマホだけで簡単に送金できる世界が来たなという実感が出たという話
  • 広告プラットフォームの方。広告の配信システムを運用するにあたって「今度こういう広告打つので数万リクエスト増えるけどよろしく」という話が来た時に、インフラどうしようトラフィックは大丈夫かという事項が社内のインフラチームにすぐ相談できる状態だったのはすごく助かった。安心して施策に素早く対応することができていた。
  • アプリは当然のこと、インフラ、フロントエンド、コンテンツデリバリーなど色んなものを独自フレームワークや内部サービス等に内製して運用している
    • (感想: LINE レベルの規模になると既存のサービス・ライブラリでは対応できないので仕方なさそう)
  • LINE の基本理念: Take Ownership, Be Open, Trust and Respect リンク
  • LINE は外国籍のエンジニアが6割
  • 役員がカフェスペースに集まってタウンホールミーティングを行ったりする。厳しめの公開質問が飛んできたりもする
  • 今回の DEVELOPER DAY 含め、ビジョンをエンジニアに伝える施策については CTO が時間を割いて考えている。2,100人というエンジニア全てに接触することはもちろんできないが、全員が自分たちで考えて動けるようになるために共通のビジョンを持つことが必要不可欠なので、それだけ優先すべき事項であると認識して取り組んでいる

LINE 社主催であるゆえの、事業・プロダクトの大きな視点から各々のプロダクトにまつわる細かな技術についてもあり広さも深さもあるカンファレンスだったなという感想でした。 弊社もこのくらい技術発信、プロダクト発信できるといいなと思いました(小並感)。スポンサーシップなどできるところから発信を進めて行きたいです。

最後に

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*1: もちろん内容は発表のためにブラッシュアップされているので、表からは見えない苦労や問題点などもあるのでしょう...