GameWith Developer Blog

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GoogleAnalyticsの 目標到達プロセスの分析 によって課題発見、改善できた話 #GameWith #TechWith

あいさつ

こんばんは、 @peka3 と申します。

今回は、以前の記事で紹介した、あつ森交換掲示板の改善についての話になります!

課題の発見から実装、その後の効果検証まで通して書きたいと思います。

以前の記事は↓↓↓からどうぞ。

tech.gamewith.co.jp

課題の発見

あつ森交換掲示板をリリース後、認知度が増すにつれて各数値は順調に伸びていったのですが、思ったほど投稿数が増えませんでした。

投稿の部分は入力項目が多く、ユーザーに操作を強いる部分です。

今回は、投稿画面に入って、離脱せずに投稿完了した人 の数値を調べてみました。

このような特定の手順で操作をした人を調べるにはGoogleAnalyticsの「目標到達プロセスの分析」が便利です。(アナリティクス360左メニューの「分析」から行けます)

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投稿画面から投稿完了に行くには、絶対にアイテムの選択をしなければいけません。

どこで離脱していったかを調べるために、 投稿画面に来たあと、アイテムを選択し、投稿完了した。 というイベントの流れをたどった率を分析します。

結果は以下のようになりました。

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投稿完了率 改修前

(一部数値はふせさせていただきました!!)

投稿画面に来た時点で、投稿したいモチベがあるはずにも関わらず、投稿完了したユーザーは40%程度 でした。

この数値が多いか少ないかは比較対象がありませんが、感覚としてまだまだ伸ばせそうな手応えのある数値です。

課題へのアプローチ

投稿完了率がどうやら低そうというのはわかりましたが、一体なぜ低くなってしまっているのかがわかりません。

そこで次に打つ手として2つの選択肢がありました。

  • ユーザーにアンケートを取る
  • デザイナーにUI/UX観点で改善案がないか相談してみる

今回は後者のデザイナー相談をすることにしました。

実装を急いだこともあり、まだ改善の余地がありそうだったこと、こちらのほうがアンケートを取るより早く施策実行に移れるからという理由からです。

改修内容

相談後、以下のような改善案を実装することにしました。

  • アイテム選択のモーダルを全画面にする
    • アイテム選択画面ではアイテム選択に集中させたいから
  • アイテム選択したのを分かるように、トースト/snackbar 表示
    • 選択した際のインタラクションがなく、選択済みアイテム欄を見ないとわからなかった
  • アイテム保存ボタンを追従させる
    • 一番下までスクロールしないと保存ボタンが押せなかったため
  • 選択済みアイテム欄の追従
    • スクロールしてしまうと隠れてしまっていたため

f:id:peka3:20201217182033p:plain:w200 トースト追加

f:id:peka3:20201217182113p:plain:w200 選択枠の固定、保存ボタンの固定

どれも数日あれば実装できそうな内容です。

実際に一週間程度の稼働で全ての実装が終わりました!

今回は、ABテストなどはせずに一気に実装しました。 ABテストはもっとわずかな変化を検証したいときや、余計な要素を完全に排除して効果検証をしたいときに使うべきであり、今回はそれに適さないと思ったからです。

その後の変化

改修後、どのような変化があったのかの効果検証もGoogleAnalyticsの「目標到達プロセスの分析」が便利です!

新規ユーザーだけに絞っての調査もできるので「既存のUIで学習してしまったユーザー」を弾くことができるのです。

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投稿完了率 UI改修後

各イベントでの離脱率が如実に現象しました!

新規ユーザーの投稿完了率も 65%を超えています

改修前に比べて20%以上の投稿完了率向上となりました!

まとめ

一週間ほどの改修作業で、投稿率20%改善という大きな効果が得られました。

今回は以下の要素がうまく噛み合って速やかに改善できたと思います。

  • 計測
  • 課題発見
  • デザイナーさんの改善案の素晴らしさ

特に「計測」がなければ課題発見も出来ませんでした。

プロダクトはリリースだけが大事ではなく、ちゃんとログを仕込んで正しく計測することも大事だと改めて思いました!

以上です。

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