GameWith Developer Blog

GameWith のエンジニア、デザイナーが技術について日々発信していきます。

GameWithでAIをうまく使うために取り組んでいること #GameWith #TechWith

サービス開発部のdanaです。

最近はChatGPTなどAIの話題で盛り上がっていますね。
GameWithでも業務やサービスの質の向上、AIとの共存を目指して様々な取り組みを貪欲に行っています。
今回はそういった取り組みの一部をご紹介します!

また、先日AIを用いた大喜利を行ったという記事を投稿していますので、良ければこちらもご覧ください! tech.gamewith.co.jp

エンジニアはGitHub Copilotを導入

GameWithではGitHub Copilotを会社負担で導入しています。
CopilotはAIを用いてコードの候補を出してくれるサービスで、コメントに実装したい内容を記載したり、関数名を記載するとAIが自動的に入力内容を汲み取りコードを提示してくれます。
これによりコードの質の向上と実装時間の軽減を目指しています。

実際に使ってみた感想

GameWithにゲーム検索があるのはご存じでしょうか?
最近攻略ページの上部にリンクが追加されたので、ご覧になった方もいるかもしれません。

このゲーム検索機能はGo言語で実装されており、初めてGo言語を用いた実装を担当したのですが、Copilotに助けられてスムーズに開発を行うことができました。
例えば新たなModelやEntityを作成する必要がある場合、大半のコードはCopilotが別のModelやEntityをベースにコードを提示してくれます。
パラメータ部分を定義していれば適切な型やパラメータで提示してくれるため、コピペで作成するよりもスピーディにコーディングできて驚きました・・・!

最初使ってみてすごいなと感じたのは、画像用の構造体名を記載しただけで、
・URLパラメータが必要と予測したり
・Width要素を入力した後にHeight要素が候補として出てくる
といった点ですね!

実際の動作画面をGif画像にしてみましたのでご覧ください。

最近よく使っている使い方としては、DBのスキーマをコメントとしてコードに貼り付けてCopilotにカラム一覧を配列として出力させる手法です。
型情報に合わせて処理してくれるので、構造体やEntityを作成する際にも便利です。

他にもIsXxxのようなisから始まる要素だったら自動的にboolとして候補が出てきますし、しっかりと文脈を理解しているようですね。

しかし便利な反面、誤りがあったり意図に反する内容が提示される可能性もあります。
これからはエンジニアが上手に使いこなす技術が問われてくる時代になってきたと感じますね。

ユーザー投稿のフィルタリングにAIを導入

GameWithは攻略記事の他、ポケモンの交換掲示板などユーザー投稿型のコンテンツがいくつか存在します。
そういったコンテンツでは、荒らし投稿や不健全な画像投稿などが無いかCSチームの方々が日々チェックしています。
この辺りの負荷をAIを用いて改善していこうという動きがあります。

画像認識で投稿画像が不健全かどうかスコア化

公序良俗に違反するような画像が投稿された場合はいかに早く削除するかが問われるのですが、GameWithではAIを用いて画像のスコア化をして特定の条件を満たした場合は自動で削除されるようにしています。
しかし、スマートフォンゲームでは水着キャラなど露出があるイラストも多く、ガチャ結果のスクリーンショットで誤判定されてしまう可能性もあり微調整をしつつ運用しています。
また、投稿されたテキストでも同様にAIによってスコア化し、特定の条件を満たした場合に自動削除を行えるような機能を開発中です。

デザイン部でのAI利用について

GameWithではUnityを用いたAIM練習ツールの開発を行っており、デザイナーもAIを活用して効率化ができるか模索を行っています。

実例ではプロトタイプ画像から要素の検出を行いマインドマップを作成したり、データセットを作成するのにChatGPTを用いています。
開発時に必要な仮データを準備する際にAIの力を借りることで、余計な部分に時間をかけず本質的な部分に注力できるようになりました。
例えばキャラクター名を大量に必要としたときに集めるのは大変ですが、AIに生成してもらえればすぐに揃いますね!

また、テキストと同様にStable Diffusionを用いて仮画像を生成し開発を効率化できないか模索しています。
素早く様々な情報や要素を揃えられる点が、デザイナーがAIを利用するメリットとなりますね。

まとめ

社内でのAI活用についてお伝えしました。
今の時代はAIを上手に使えるエンジニアになれるように、日々活用していく必要がありそうですね!

GameWithではエンジニアを絶賛募集中です!
サーバーエンジニアやフロントエンジニアの方、AIに興味がある方や、Unityでの開発に興味がある方もお気軽にカジュアル面談をお申し込みください!

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