こんにちは!GameWithサービス開発部です。
サービス開発部では月に一度、全体会にて どのように業務課題を改善したか をアピールする会を行っています。
2023年09月の発表内容はこちらです
tech.gamewith.co.jp
VRMTG&デザインドック
MetaQuest3を買ってVR空間で仕事をするようになった、という発表でした。
実際のMTG(GoogleMeetなど)でもほぼ常にVRアバターで参加するなど、大活躍だそうです。
作業環境についてはimmesedを利用していて、キーボードとマウスだけは現実世界のものを表示させて使っているそうです。
物理的な入力デバイスの使い勝手を保ちつつ、バーチャル空間での作業の利便性を上手く享受できそうですね!
また、デザインドックについて過去のブログを調べてまとめていました。
こちらは過去にGameWithでもテックブログを書いていますので是非ご覧ください!
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gamewith-tech/20231101/20231101154906.png)
VR空間上で仕事ができるのもリモートワークの魅力ですね!
振り返り盛り上げAIの導入
攻略・広告チームでは振り返りにKPT(Keep Problem Try)を導入しています。
Keepの発表に対して感想や質問をする形を取っているのですが、チームメンバーの議論をより活発にするためにAIの導入を行ったそうです。
解決策をAIに出してもらうことは目的では無く、あくまでもメンバー同士の会話を増やすことが目的とのこと。
ChatGPT が Keep, Problem に対して議論がより活発になるような質問をすれば、もっと盛り上がるのでは?
という仮説を元にver 1.0を作成したそうです。
v1.0はNotionで入力された内容をコピペして運用を行い、そのフィードバックがこちら。
このフィードバックを元にv2.0を作成したそうです。
v2.0では入力内容を自動的にChatGPTに投げて質問を作成するようにしたとのこと。
そこで気になるのがセキュリティの問題ですが、Webからの利用では学習に利用されてしまいますが、APIからであれば問題ないとのこと。
https://help.openai.com/en/articles/5722486-how-your-data-is-used-to-improve-model-performance
v2.0は11月の振り返りで利用するそうです。
次はどのようなフィードバックが出てくるか楽しみですね。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gamewith-tech/20231031/20231031154158.png)
こちらの方もMetaQuest3を購入したそうですが、酔って音ゲー専用機化しているそうです
Android の Firebase App Check と App Distributionが併用できない問題を解決した話
Firebase App Checkとは、未承認のクライアントからAPIなどのリソースを不正利用されないための仕組みです。
Firebase App Distribution はテスト用アプリを配布するためのサービスです。
これらを併用していると、テスト用アプリが App Check にブロックされてしまう問題が発生したため、それを解決した、という発表でした。
Googleでも解決方法が出て来ず、苦労したとのことです。
解決方法は実装の手間なども考慮し、debug token がランダムで生成されてしまうのを回避するというものでした。
App Check の SDK が動く前にFirebase コンソールで登録済みのトークンをローカルストレージに保存することで、App Check がそのトークンを利用する事になります。
このようにすることにより、常に認証クライアントのTokenを利用できるということでした。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gamewith-tech/20231101/20231101154906.png)
デバッグ用にランダムにすべき要素と、そうでない要素が混ざり複雑なことになってしまいましたが解決できて良かったですね!
プロジェクトを言語化する
発表者はWebサービスのプロジェクトだけではなく、他部署のWeb以外のプロジェクト管理を考える必要が出てきたという経緯から、プロジェクト管理を普遍化して再定義することで、今後に役立てたいということで、今回改めて言語化したとのことです。
そもそもプロジェクト管理とは、ゴール設計しQCD(Quality, Cost, Delivery)を管理すること、ステークホルダーの期待値を管理することとしています。
QCD管理をする上で、QCDはトレードオフの関係性があるため、関係者が納得する材料を持って落とし所を見つける、そのために何が必要かを整理する必要があります。
プロジェクトが大きいほどコストや納期は正確に見積もれないという問題もあります。
図引用:https://btobmarketing-textbook.com/qcd/ 2023/11/9 閲覧
過去のプロジェクトで、どのようなQCDの重要度付けを行って対応してきたかを発表されました。
その上で、プロジェクト管理で必要なことは、ゴールを達成することであり、ゴールを達成するためには、ゴールを明らかにすること。そしてそのために以下が重要として締めくくりました。
- アウトプットのレベルを認識の齟齬が少ない形で合意する
- タスク一覧を洗い出す
- スケジュールを見積もり、あるいは約束する
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gamewith-tech/20231031/20231031154158.png)
マネージメント技術について触れる機会は多くないので、新鮮な学びがありました!
最後に
今回もGameWithサービス開発部の裏側をお伝えしました。新たな発見に繋がっていれば幸いです。
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