普段は iOS アプリの開発を行っている basi です。今回は社内勉強会についてのお話になります。
問題提起
弊社ではコードレビューの文化があるのですが、人数も増えてきてきたこともあり、普段触っていないチームのコードをレビューするようになってきました。
そうするとコードを読むのに時間がかかるため
- レビューイの待ち時間が増える
- レビュアーのレビュー時間が増える
といった問題が発生するようになりました。
これを解決するために、チーム内でレビューを完結する方針を採用することになりました。
ここでレビュアーになるには技術力だけではなく、マインド面の醸成も必要だという話になり、それらのフォローアップの意味を含めて社内勉強会制度を立ち上げました。
社内勉強会制度とは
ルール
- 輪講形式
- 週に1回程度実施
- 発表者と議事録当番を週替りでで行う
- 週に1~2時間程度の業務時間を使える
- 月に1回程度打ち上げを行える予算が使える
- slack にチャンネルを作成する
リーダブルコード勉強会の実施
今回は題材としてリーダブルコードを選びました。選定基準は、
- 専門性が無いため、全員が参加できる
- レビューするときの基本的な観点がまとまっている
以上の通りです。
また今回はフォローアップが主でもあるため、
- コードレビューで困っている事を共有していただき、議論する
ことにしました。
実際に始まってみると勉強会の内容だけではなく、まとめ方の指摘や発表の仕方の指摘まで活発な議論がおきました。
同じ本を読んだとしても異なる視点からの意見が出てきて自分自身も考えさせられる良い経験になりました。
また、回をますごとに議事録の精度や質問も具体的になって洗練されていくのが目に見えて分かりました!
実際のレビューをされている場面でも、今まで疑問に思わなかったところに疑問を持たれるようになったり、PR上で意見を交わされるようになりました。
そして、ほぼ毎週リーダブルコード勉強会の開催を実施してきましたが、つい先日最終回を迎えました。
最終回は「振り返り+打ち上げ」ということで軽食をあらかじめ用意して、ざっくばらんに全14回をメンバーと振り返りました。
会の前半は、真面目に振り返りを行いました。
途中から入ったメンバも積極的にリーダブルコード勉強会に参加してくれたおかげで、より新たな視点が加わったという意見が出たり、普段直接仕事で関わらないメンバと横のつながりができてよかったという話もありました。
会の後半では軽食(という名のジャンクフード)が振る舞われ、よりカジュアルな雰囲気でざっくばらんに意見が飛び交いました。
(思いのほか、発注しすぎた模様です)
最終的に会のメンバでは食べ切れず、他の部署の方にも食べてもらうというイベントが発生しました。
技術力の底上げを行いつつ、文化の醸成という意味でチームビルディングも兼ねることができたので、良い取り組みだったと思います。
今後もテーマを変えたりしながら、継続的にこのような形の勉強会を行っていきたいです。
最後に
弊社での社内勉強会についてお話しました。
今回はチーム内レビューを実現するための手段として勉強会を実施しましたが、想定以上の効果があったと実感しています。
もしまだ社内勉強会が実施されてないのであれば、数人の同僚や仲間を捕まえて1度やってみるのはいかがでしょうか!
GameWith の仲間になっていただける方は、上記の社内勉強会制度を使えますので是非ご応募をお待ちしております!